昨日の話

 

昨日は東京都内の三軒のお宅にご遺骨をお引き取りにお伺いさせていただきました。

うち一軒は、母一人、子一人のご家庭でお母様がお亡くなりになられ散骨を申し込みたいというご依頼でした。お母様のご遺骨を私たちに渡す前にお坊さんにお経を読んでいただきたいというご依頼もありましたのでお坊さんにも自宅に来ていただきました。

残されたお子様はまだ二十歳そこそこの若い方です。

お話させていただく中でお母様が息子様を大変愛されていたこと、また息子様もお母様を支えて生きてこられたことがよくわかりました。そして、「これから一人なんです」という言葉が印象的でした。

「死」に対する考え方は様々です。成仏、陰府、天国、地獄、塵、安息、刑罰・・・人や宗教により様々です。無宗教が多いゆえに特にお坊さんや牧師さんをご希望される方はそれほど多くありませんがケースバイケースで対応させていただいておりますし、ご遺族様がご満足できるよう努力させていただいております。

今回は、たった一人のご遺族様である息子様の心に少し寄り添うことができたのではないかと思います。

散骨当日は委託代行ではありますが、お母様がお好きだった桜に似た薄いピンクのお花、紅茶花伝ミルクティー、嵐の曲をご用意させていただき生まれ育った神奈川県の海にて執り行います。息子様の代理人としてしっかりと。

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